Adobe Illustrator セルフチェック③

リンク画像と埋め込み画像

リンク画像とは、 画像ファイル情報をIllustratorファイルに外部からリンクさせ、データ制作時に疑似的に表示している画像を指します。そのためリンク画像がある状態でデータのご入稿をいただく際は、リンク画像もあわせてご入稿いただく必要があります。ちなみに埋め込み画像は、aiファイル内に画像を埋め込みすることを指します。要はIllustrator内に実在する画像があるかないかの違いとなります。

リンク画像のメリット・デメリット

リンク画像のメリットは、Illustratorファイル (.ai)の軽量化ができることが一番のメリットだと思われます。画像ファイルを多用するデータの場合、リンク画像にすることによりデータ編集の際、 動作を重くすることなく、編集 を行える環境を実現できます。逆にリンク画像のデメリットは、 画像ファイルの管理が煩雑になりやすいところに あります。画像管理の煩雑さはトラブルの元になりやすく、意図しない画像に差し変わってしまう等思わぬミスを招く可能性があります。

埋め込み画像のメリット・デメリット

埋め込み画像のメリットは、 Illustratorファイル (.ai)内に画像を埋め込みするため、外部での画像管理が必要なく、シンプルにIllustratorファイル内で完結できる部分です。画像周りのトラブルも圧倒的に軽減することができます。逆に埋め込み画像のデメリットは、画像ファイルサイズをIllustratorファイルサイズに加算されるためファイルサイズ肥大化しやすい部分です。お客様のPC環境にもよりますがファイルサイズの影響で、PCの動作が重たい等の症状が出る可能性があります。その際はリンク画像をご検討いただくのが望ましいと思われます。

型抜きランドでは、基本的に埋め込み画像を推奨

それぞれのメリットとデメリットを前述しましたが、弊社としては画像ファイルのトラブルが非常に多いことを顧みて「埋め込み画像」を推奨しております。ただ、リンク画像での入稿も対応可能ですので、リンク画像がある場合は、入稿ファイルと合わせてリンク元の画像ファイルもご入稿をお願い致します。