Adobe Illustrator セルフチェック④

そもそもドキュメントカラーモードとは？

ドキュメントカラーモードとは印刷物やウェブに掲載されている画像や図形等の色をどのように表現するかを決定するための色再現設定となります。前述したようにドキュメントカラーモードは大きく「CMYK」と「RGB」の2つあり、ざっくり「CMYKは印刷物での色再現、RGBはモニター上での色再現」といった棲み分けとなります。最近ではモニターで表示される色に近づけたRGB印刷といった技術もありますが、弊社では対応しておりません。

CMYKとRGBって何が違うの？

CMYKとRGBの違いをしっかりと説明するには『CMYKは「インキの三原色」、RGBは「光の三原色」」という概念から解説を始めなければなりませんが、本ページでの解説は割愛して何が違うのかだけを後述します。CMYKは、Cyan (シアン) Magenta (マゼンタ) Yellow (イエロー) Key Plate (キープレート)の頭文字をとりCMYKと呼ばれます。またCMYKは「減法混色」と言い、色を混ぜるほど暗くなり黒色に近づくのが特徴です。RGBはその逆で「加法混色」と言い、色を加えるほど明るくなり白色に近づくのが特徴です。大きくはそのような違いがあります。

CMYKだけでは再現できない色がある。

印刷物に関する制作データはCMYKで作成する必要を先述しましたが、実はCMYKよりRGBの方が再現ができる色数が多いのです。そのためCMYKには再現できない色味が存在し、白色やメタリックカラー (金、銀、銅)、ネオンカラー (蛍光色)、 パステルカラーが該当します。そういった色味は特別な単色インキ (特色)を練り、印刷を行うことで色の再現を行うことができます。特色インキには膨大な数があるため、ご希望のお客様はDIC番号をご指定の上、お見積り依頼をフォームよりお問い合わせをお願い致します。