スイングPОPのPP加工の役割について

1)クリアPPとマットPPについて
PP加工には、ツヤのあるクリア(グロス)PPとツヤのないマットPPがあり、商品イメージやキャンペーン内容に合わせて質感をコントロールできます。特徴は以下の通りです。
〈クリア(グロス)PP〉
・鮮やかな発色と強い光沢が出ます。スーパーの売り場など、賑やかな場所でパッと目を惹きたい場合に効果的です。
〈マットPP〉
・光の反射を抑え、しっとりとした高級感を演出します。化粧品売り場や、落ち着いた雰囲気の什器に馴染ませたい場合に適しています。
2)耐久性と強度の向上(反り・折れの防止)
スイングPOPはアーム部分が常にしなっている状態にあるため、紙単体だと湿気や自重で「お辞儀」をするように垂れ下がったり、端から反り返ったりしやすくなります。こうした弱点を、PP加工で改善することが可能です。
・表面保護: フィルムを貼ることで紙のコシが強くなり、長期間設置しても形状を美しく保てます。
・破れ防止: 買い物客の肩やバッグが当たっても、PPフィルムがガードするため、アームの付け根などが破れにくくなります。
3)耐水性と防汚性
店舗の売り場は、清掃時の水ハネや、冷蔵ショーケース付近の結露など、意外と水分にさらされる機会が多い場所です。
・汚れに強い: 表面にフィルムの層ができるため、多少の水滴や油汚れであればサッと拭き取ることができます。
・色落ち防止: 手が触れる機会が多くても、印刷面が直接擦れないためインキ剥がれを防げます。

4)片面PPと両面PPについて
<片面PP>
110kg・135kgのやや薄手の紙に片面PPをすると、片面の張力でスイングPОP全体が反り返ってしま
い、バランスよく垂れさがりません。現在のところ110kg・135kgの紙は、PP加工は対応していません。
180㎏以上の紙は完全ではありませんが、反り返りがやや緩和されるために、片面PPに対応しています。
<両面PP>
両面PP加工は、110kg・135kg・180kg・220kgの紙に対応しています。両面から均等に張力が加わるために、極端な反り返りはありません。

5)厚さ110㎏・135㎏の紙のPP加工について
PP加工をしたスイングPOPの表示部が70mm・100mmのサイズは、110kg、135kgの紙が適しています。表示部が70mmの場合は、110kgで十分に対応可能です。110kgと135kgはやや垂れる角度が異なります。それぞれ目線の位置を考えて、貼り付け位置に注意が必要です。
6)厚さ180㎏・220㎏の紙のPP加工について
PP加工をした180kg・220kgの紙は、アーム部のコシが強いので、表示部が70mmのサイズには適しません。「ゆらゆら」揺れないで固定されます。表示部が100mmのサイズは、180kgの紙は10度から20度の浅い垂れです。PP加工をした180kg・220kgの紙は、表示部が100mm以上のサイズに適しています。
【ポイント】
・PP加工をすると紙に厚みと硬さが出るため、コシが強くなり「揺れやすさ」や「傾斜角」に影響が出ます。設置当初は、手でアームをカールさせて、表示部の傾斜角を馴染ませる必要があります。

