スイングPОPの紙目について

1)紙目とは
紙目とは、製造工程でできる「紙の繊維の向き」のことです。紙の長辺に対して平行に繊維が走る「タテ目」と、短辺に対して平行に繊維が走る「ヨコ目」があります。

2)紙目ができる理由
紙は、大量の「水」に「パルプ繊維」を溶かした液体を、高速で回転する網(ワイヤー)の上に流し込んで作られます。網の上に紙の原料が流れ出す際、コンベアのように一定方向に進む流れ(噴き出し)の勢いによって、棒状のパルプ繊維が進行方向(流れ目)に沿って縦向きに整列します。
これをそのまま水分を絞り、乾燥させることで、繊維がその向きで固定されてできるのが紙目です。
ロール状の原紙をA判、B判等の全紙にカットする際に、タテ目、ヨコ目が決まります。

3)スイングPOPを制作する際に、紙目はどうすればいいか
スイングPOPを制作する際、紙目の方向(紙の流れ目)は、POPが意図した通りに動くか、あるいはすぐに垂れ下がってしまうかを決める非常に重要なポイントです。
スイングPOPは、基本的に(図1)の様にアームに沿って紙目が平行な方が、アームの「弾力」「復元力」が増して適度な揺れが生じます。しかし、紙が厚い紙、180㎏や220㎏の厚さになると、「表示部」の重さのバランスで、必ずしもタテ目が良いと言い切れないこともあります。下記にその特徴をまとめてみました。
つまり「表示部」の大きさが180㎏や220㎏の紙のアームを垂れ下げるほどの重さ(サイズ)がないと、逆にヨコ目の方がバランスよく垂れて揺れることもあります。(図2)
当社では、豊富な実績に基づき、お客様の注文条件から適切な紙目を選択しております。もし、お客様自身で紙目までこだわりたいという場合は、制作前にご相談ください。



