(自分で作る!)よく揺れるスイングPOPの作り方

スイングPOPは、限られた売り場スペースで最大のアイキャッチ効果を狙うための非常に効率的なツールで す。空いた時間を利用して、自分でスイングPOPを作って、「売り場の演出」に努めてみませんか。日々のコツコツとした努力が、必ず売り上げUPにも繋がります。
ここではPOP印刷のプロが、「ゆらゆら」最高に揺れるスイングPOPの作り方を紹介します。
スイングPOPの構成について
まず、これからの「スイング POPの作り方」の説明で出てくる構成について説明します。スイングPOPは、主に表示部(フェイス)、アーム部(ネック)、貼り付け部(ベース)の3つのパーツで構成され ています。
下記にその役割について説明します。
● 表示部 (フェイス)
商品名や価格、キャッチコピー等を印刷するメインの部分です。 丸型、四角型、あるいは商品の形に沿ったダイカット(型抜き) などが可能です。
● アーム部 (スイング部)
表示部と棚をつなぐ、アームのような役割です。アーム部のしなり具合で、空気の流れを受けて揺れを生み出します。
● 貼り付け部(ベース)
棚やプライスレール、什器等に固定する部分です。強力な両面 テープで貼るか、プライスレールなどに差し込みます。

step1 どのサイズを作りたいかを決めます
設置する場所や広さにもよりますが、店頭の棚の広さ・棚割や隣の商品との兼ね合いを考えると、表示部が 70 mmから100mmのサイズが最も適しているサイズと言えます。当社の注文数もこのサイズが最も多いです。そこで、ここではこの二つのサイズについて説明します。
さらに大きいサイズもそれなりに需要はありますので、後日別ページで解説します。
1)スイング POP で最もポピュラーなサイズ
表示部が円形、四角形のスイングPOPで、最もポピュラーなサイズは、全長155mm・表示部70mm(四角1)と 全長175mm・表示部100mm(四角2)のサイズです。円形も(円1) (円2)のサイズです。

2)傾斜角による視認性の違い
スイングPOPの傾斜角によって、POPの貼り付け位置を決めると視認性が良くなります。
傾斜角が30度から80度位までは、目線と同じ位置が良く、10度から30度位までは、目線から下、膝位置などが適正です。紙の厚さによって傾斜角が異なるので、どの位置に貼り付けるかによって紙の厚さの選択も必要です。

step2 紙の厚さを選びます
※紙の厚さ選択(作るサイズによって、紙の厚さも変わります)
ここでは最もポピュラーなサイズについて説明しますので、自分の作りたいサイズに合わせて、紙の厚さを選択してください。スイングPOPを作る際は、正しい紙の厚さが、表示部の正確な傾斜に微妙に影響を与えます。
100μのラミネート加工をする場合は、紙の厚さを薄くする必要があります。薄くしないと、全く垂れません。ラミネートをする場合は、紙は55kgや70kgの厚さでも十分です。
《ラミネート加工なし》

| サイズ | 紙の適性 | 貼付け位置 | 適正 | 垂れ具合 (7日経過後の観察結果) |
|---|---|---|---|---|
| 四角1 | 135kg | 目線と同位置 | △ | 70~80度近くまで垂れる |
| 四角1 | 180kg | 目線より下 | ◎ | 30~40度近くまで垂れる (目線同位置・目線下可) |
| 四角2 | 135kg | 目線と同位置 | △ | 70~80度近くまで垂れる |
| 四角2 | 180kg | 目線と同位置 | ○ | 60~70度近くまで垂れる |
| 四角2 | 220kg | 目線と同位置 | ◎ | 50~60度近くまで垂れる (目線同位置、 膝位置適性) |
| 円1 | 110kg | 目線と同位置 | △ | 70~80度近くまで垂れる |
| 円1 | 135kg | 目線と同位置 | ○ | 60~70度近くまで垂れる |
| 円1 | 180kg | 目線より下 | ◎ | 30~40度近くまで垂れる (目線同位置、 膝位置適性) |
| 円2 | 135kg | 目線と同位置 | △ | 70~80度近くまで垂れる |
| 円2 | 180kg | 目線と同位置 | ○ | 60~70度近くまで垂れる |
| 円2 | 220kg | 目線と同位置 | ◎ | 40~50度近くまで垂れる (膝位置も適性) |
※ 湿度や通気性などの環境により、紙に与える影響が異なるために必ずしも同じ結果にはなりません。
※厚い紙(180kg・220kg)は、手でカールして馴染ませてもPOPが垂れない場合があります。手で0度前後まで垂れさせて、後は自重で数日かけて垂れるのを待ちます。
step3 購入した紙の目を確認します
1)紙のヨコ目、 タテ目の選択
紙には、必ずタテ目とヨコ目があります。量販店の店や通販などで110kgか135kg、180kg、220kgの厚さの紙を購入します。特に通販などで購入する場合は、詳細ページに、紙の目が記載されているところも多いので、紙目を確認して購入しましょう。
【注意】紙を購入する際に表示してある目が、全紙の時の紙目か、A3等にカットした時の紙目か、判断がつかない場合は、1枚の紙を両手で挟み、長辺と短辺をそれぞれカールさせて紙目を確認します。 反発が強い方 がタテ目、弱い方がヨコ目です。

2)紙目に沿って、下書きをします。
紙は上質紙180kgのヨコ目を使用しました。
まず、購入した紙の紙目に沿って、図1、図2の様にアーム部が紙目に平行になるように下書きをしてくだ さい。図3は紙目に対して、アームが垂直になっているので、アームの反りが弱く、1週間もすると「お辞儀」をするようになります。

● 紙目がヨコ目の場合は、下記のように下書きします。
ヨコ目は、紙目が短辺の方向に走っているので、アームが短編に平行になるように下書きします。四角1のサイズで下書きしました。
下書きが気になる方は、数ミリ程度大きく書いて中を切り取るとか、下書きを裏返して広告を書き込むと、下書きが見えなくなります。

※下書きは、シャーペンで薄く書くと、消すことも可能です。
step4 POPデザインを作ります
1)下書きが終わったら、切り取ります。
ハサミでも良いですが、定規を当てて、カッターで切った方がきれいになります。
カッターマットがあればよいですが、ない場合は不要なクリアファイルでも構いません。

2)切り取ったら、表示部に広告を書き込みます。
商品のアピールだけでなく、レジ周りの「大切なお知らせや決済方法」、キャンペーンコーナーの案内など多方面で活用できます。

step5 仕上げをします
1)POPが出来たら、ラミネート
ラミネーターがある場合は、ラミネートをすることで、POPが湿気などに強くなり長持ちをします。表示部 100mmのサイズを、180kgの紙でラミネート加工をするとコシが強く、垂れにくくなります。
100μのラミネートをする場合は、紙は55kgや70kgの厚さでも十分です。PP加工は、加工していない紙の 厚さよりも10度から20度程反発力が高まりますが、ラミネートは極端に反発力が高まりますので、アーム 部を長くするなどの工夫が必要です。

● アーム部を手でカールして角度を付けます。
アーム部のコシが強く垂れが悪い場合は、下記のようにアームにカールを付けます。
特にラミネートをしている場合は、丁寧にじっくりカールします。強引にカールさせるとコシが折れて、首折れになるのでご注意ください。初日は垂れが悪くても、自重で数日かけて馴染む場合もあります。

step6 はい、出来上がりました!

スイングPOPは、店内をにぎやかにするのは勿論ですが、アピールした商品に目を向けさせるアイキャッチが高い販促ツールです。そのPOPのアームが首折れしたり、紙のバランスが悪く商品にべた付いたりして、空気の流れで揺れもしないと広告効果も半減します。「視覚的な誘目性」を高めるために適度な揺れが欠かせません。
スイングPOPは、「ゆらゆら」揺れるためには、紙の厚さと紙目、全体の比重バランスが大切です。
「よく揺れるスイングPOPの作り方」を参考に、「ゆらゆら」揺れるスイングPOPを作って、商売の繁盛にお役立てください。
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